【ICL体験記】乱視持ちの30代が手術を決意するまで|検査4回・60万円のリアル
この記事は筆者(ミエル)の実体験に基づいています。 現在は適応検査・支払いを完了し、手術日確定を待っている段階です。術後の経過は別記事で随時更新予定です。
免責事項: この記事は個人の体験をもとにした情報提供を目的としており、医療行為を推奨するものではありません。視力矯正手術を検討される方は、必ず眼科専門医にご相談ください。
はじめに
筆者は強度近視+強い乱視で、メガネやコンタクトレンズがなければ日常生活を送ることができません。
ICLを検討し始めたのは、ワンデーコンタクトをまとめ買いしたときでした。乱視用のコンタクトは通常のものより割高で、1年分をまとめて購入すると十数万円の出費になります。「この支払いがこの先もずっと続くのか」と考えた瞬間、ICLが現実的な選択肢として浮上しました。
この記事では、ICLを検討し始めてから支払いを完了するまでの全過程を、リアルな体験として記録しています。
ICL手術を決意した3つの理由
1. 乱視用コンタクトの年間コストが高すぎた
これが最大のきっかけです。乱視用のワンデーコンタクトレンズは通常品より割高で、年間の出費は10万円以上。5年で50万円、10年で100万円超のランニングコストになります。
ICL手術の費用は乱視用でも60万円前後。数年でコンタクト代の元が取れると考えると、経済的に合理的な選択だと思いました。
費用の詳細は「ICL手術の費用相場まとめ」で解説しています。
2. コンタクトに頼り続けるリスク
コンタクトレンズは便利ですが、「補充ができなくなったらどうするか」というリスクは常にあります。災害時やトラブルでコンタクトが手に入らなくなった場合、強度近視の生活は一変します。
ICLなら一度入れてしまえばそうした心配は不要です。万が一合わない場合はレンズを取り出せる可逆性がある点も安心材料でした。
ICLの基本的な仕組みについては「ICL手術とは?」で解説しています。
3. 朝晩のコンタクト着脱からの解放
地味ですが、毎朝・毎晩のコンタクトの着脱は確実に時間と手間を取られます。朝の忙しい時間帯、旅行先での不便さ、寝落ちしてしまったときの焦り——これらがなくなるだけでも、生活の質は確実に上がると感じました。
レーシックとの違いで迷った方は「ICLとレーシックの違いを徹底比較」も参考にしてください。
クリニック選びの実際
最初は大手クリニックを検討した
情報収集の段階では、品川近視クリニックや先進会眼科など、ICLの症例実績が豊富な大手クリニックを中心に検討していました。
しかし、予約のタイミングが合わなかったこともあり、最終的には自宅近くの眼科クリニック(保険診療と自由診療の両方を行っているところ)で手術を受けることにしました。
振り返って思うクリニック選びのポイント
結果的に近所のクリニックを選びましたが、振り返ってみるとクリニック選びは慎重にやるべきだと感じています。理由は後述しますが、保険診療との混合クリニックは待ち時間が非常に長くなる傾向があります。
ICL専門クリニックや大手であれば、検査の回数や待ち時間が最適化されている可能性が高いです。クリニック選びについては「ICLおすすめクリニック比較」で詳しくまとめています。
適応検査の体験レポート:4回の通院が必要だった
筆者が最も想定外だったのは、適応検査だけで4回の通院が必要だったことです。
| 通院回 | 内容 | 所要時間(待ち時間込み) |
|---|---|---|
| 1回目 | 基本検査(視力・屈折・眼圧・角膜形状) | 約3時間 |
| 2回目 | 散瞳検査・前房深度測定・角膜内皮細胞検査 | 約3時間 |
| 3回目 | 追加検査・医師の診察・ICL適応判定 | 約2時間 |
| 4回目 | レンズ度数の最終確認・支払い | 約1.5時間 |
合計4回、約10時間近くをクリニックで過ごしたことになります。
正直に言うと、大手のICL専門クリニックであれば1〜2回で済むケースが多いようなので、通院回数は事前に確認しておくべきでした。
想定外だったこと①:待ち時間が長い
保険診療と自由診療を混合で行っているクリニックだったため、とにかく混んでいました。毎回予約をしていたにもかかわらず、30分〜1時間の待ち時間が発生。
ICL専門クリニックや大手であれば、自由診療の患者だけなのでこうした問題は起きにくいと思います。
想定外だったこと②:散瞳検査後の視覚制限
これは事前にもっと調べておくべきでした。散瞳検査では瞳孔を開く目薬を使用しますが、その後4〜5時間は近くのものが非常に見づらくなります。
正直、あまり調べずに検査に行ったので、検査後にスマホの画面がほとんど読めなくなったときはかなり焦りました。帰り道もまぶしくて大変だったので、サングラスの持参は必須です。
良かったこと:医師・スタッフの対応
待ち時間の長さはありましたが、医師やスタッフの対応は非常に丁寧でした。検査の都度、結果について説明してもらえましたし、質問にも嫌な顔をせず答えてくれました。
「眼の中にレンズを入れる」という不安を抱えている状態だったので、こうした丁寧な対応は安心感につながりました。
費用のリアル:乱視用ICLで60万円
筆者の場合、乱視用ICLで両眼60万円でした。
正直、もっと費用を抑えられるクリニックはあります。たとえば品川近視クリニックや先進会眼科では42.7万円〜の料金設定ですし、新宿近視クリニックなら38.7万円〜です(いずれも乱視なしの場合)。
| 比較 | 筆者の実費 | 大手クリニック相場 |
|---|---|---|
| 乱視なし | — | 38.7万〜42.7万円 |
| 乱視あり | 60万円 | 48万〜55万円程度 |
費用を抑えたい方は、複数のクリニックで見積もりを取ることを強くおすすめします。費用の相場やクリニック比較は以下の記事も参考にしてください。
これからICLを検討する人へ:3つのアドバイス
1. クリニックの通院回数・待ち時間は事前に確認する
筆者のように4回通院が必要なクリニックもあれば、1回で検査が完了するクリニックもあります。忙しい方は特に、事前に「検査は何回必要ですか?」と聞いておくことをおすすめします。
2. 散瞳検査の日は半日空けておく
散瞳検査後は4〜5時間ほど視界がぼやけます。在宅勤務の日に検査を入れる、検査後に予定を入れない、サングラスを持参するなど、事前の準備が大切です。
3. 複数のクリニックで適応検査を受ける
筆者は1院でしか検査を受けませんでしたが、振り返ると2〜3院で比較すべきだったと感じています。大手クリニックは適応検査が無料のところも多いので、費用面でも通院面でも比較する価値があります。
現時点での率直な気持ち
支払いを完了し、あとは手術を待つだけの状態です。
正直、まだ怖さはあります。「眼の中にレンズを入れる」という事実を冷静に考えると、100%安心とは言えません。
ただ、検査を4回受ける中で医師からしっかり説明を受けたこと、ICL自体が「元に戻せる」手術であることが、不安を和らげてくれています。
**「検討している段階が一番不安」**というのは本当だと思います。適応検査を受けるだけでも、漠然とした不安が具体的な判断材料に変わります。
今後の更新予定
この体験記は、手術の進行に合わせて以下の内容を順次追加予定です。
- 手術当日レポート(手術の流れ、痛み、所要時間)
- 術後翌日の検診と見え方の変化
- 1週間後・1ヶ月後の経過報告
- 半年後の振り返り
ICLを検討している方は、ぜひブックマークしてお待ちください。
よくある質問(FAQ)
Q. ICLの適応検査は何回通院が必要ですか?
クリニックによって異なります。筆者の場合は検査3回+支払い・最終確認1回の計4回でした。大手クリニックでは1〜2回で完了するところもあるため、事前に確認することをおすすめします。
Q. ICLの適応検査後、目が見づらくなるって本当ですか?
はい。散瞳検査(瞳孔を開く検査)を行うと、その後4〜5時間は近くのものが非常に見づらくなります。車の運転もできないため、公共交通機関での来院をおすすめします。
Q. 乱視があるとICLの費用は高くなりますか?
はい。筆者の場合、乱視用ICLで両眼60万円でした。乱視なしの場合より5〜10万円程度高くなるのが一般的です。クリニックによって料金体系が異なるため、複数院で見積もりを取ることをおすすめします。
最後に
ICL手術は人生を変える可能性のある選択です。ただし、全員に適しているわけではありません。
まずは適応検査を受けて、自分の眼に合った術式を医師と一緒に選ぶことが大切です。この記事が、その第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。